本格的にスクラッチの入門ページを始める前に、保護者の方が子どもに説明できるように、スクラッチの紹介をしておこうと思います。
「SCRATCH(スクラッチ)」はビジュアルプログラミング言語
スクラッチはマサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボのライフロング・キンダーガーテングループによって開発された、ビジュアルプログラミング言語の1つです。
ビジュアルプログラミング言語というのは、プログラムをテキストファイルで記述するのではなく、視覚的にわかりやすい操作画面で作成する言語ののことです。
スクラッチはもともと小学校中~高校生をターゲットに開発された言語です。そのため操作画面がとてもわかりやすく初めて触れる人も簡単にプログラムを作成することができます。
幼稚園~小学校低学年向けには、スマホやタブレットを使って指で操作できる簡易版「SCRATCHJr(スクラッチジュニア)」もあり、プログラミングスクールなどでも使用されています。
マウス1つでプログラミングが可能
スクラッチを用いてプログラム作成をする上で必要な操作はマウスを使った「クリック」と「ドラッグ&ドロップ」だけです。
プログラムが複雑になってくると具体的な数字やデータの名前をキーボードで打つ必要も出てきますが、それ以外でキーボードを用いることはまずありません。
作成のほとんどがマウスを使用した操作になります。
"スプライト"と呼ばれるキャラクター画像に与える命令も「○歩動かす」や「もし端についたら跳ね返る」など、文字が読めればすぐに使えるものばかりです。
与えた命令はブロックをクリックすれば、キャラクターの動きを確認しながら間違いがないかをすぐに確認することが出来ます。
また、難しい漢字や用語も殆ど使われていないので、マウスを使ったことがある小学生ならすぐに操作に慣れるはずです。
作ったゲームを世界中の人に見てもらえる
スクラッチは自ら進んで学習していける仕組みが整っています。その仕組の1つに、作ったゲームを世界中の人に見てもらえるという点があります。
作ったものをただ公開するだけでなく、遊んでもらって評価をつけてもらったりすることも出来ます。
またプログラムも公開されるので、人のプログラムを参考にしたり、知識のある人に自分のプログラムをより良く変えてもらうこともできます。
人気のあるものや流行のものを見ていると、作り込みがすごくて、テキストで作成したプログラムにも負けないようなクオリティの物もあったりします。
「こんなのまで作れちゃうの!?」 スターウォーズ好きの私にとって、このゲームは感動と興奮を隠せませんでした。
・Solo: Wargrounds v1.2 on Scratch
いつか我が子もこんな物が作れるようになるかも!? そんな妄想が止まりません。
始める前に
スクラッチは登録せずに使用する事ができますが、作成途中のプロジェクトを保存するためにはユーザー登録をする必要があります。
メールアドレスの登録とパスワード程度の簡単な操作でできますが、小さなお子さんが登録する場合は保護者のかたも一緒に登録を手伝ってあげてください。
ユーザー登録の方法は別の記事にてまとめようと思います。
この記事のまとめ
最後にこの記事の要点をまとめて記事を終えようと思います。
- スクラッチはマウス1つで始められるビジュアルプログラミング言語
- 世界中の人に公開したり、公開されたブログラムから学習が可能
- 使用は無料だが、保存はユーザー登録が必要
次の記事から実際の操作や登録方法について紹介していきます。 次回更新をお楽しみに。
ではでは