むこパパnote.勝手に今週のお題week、『読書の秋』最後の更新は日々子供との接し方に頭を抱えるパパママにぜひ読んでほしい育児本です。
1歳や2歳と侮っていても、教えたつもりのない良くない言葉を真似してしまっていたり、親が見ているテレビに写った仕草なんかをすぐに身につけたり…子供の吸収力というのは恐ろしいものです。「感覚で育ててきちんと育ってくれる自信がない…なるべく子供に悪影響のない育て方をしてあげたい!まだ話はできないけど、これからどういうふうに接したらいいんだろう?」と考えた時に手に取ったのがこの本でした。
語りかけ育児の目的は「自分が大好き」といえる子供を育てること
1日30分の語りかけを継続することで、子供の言葉そのものを育むのみではなく、子供と心を通わせ自己肯定感も育みます。「パパ・ママが僕だけを見てお話してくれてる!」と、大事にされているのを感じ、承認欲求や自己肯定感が満たされる事で、自信を持っていきいきのびのびと成長することを目標としています。
困った時に手に取りやすい構成
本書の構成は月齢(約3ヶ月)ごとにこんな感じになっています。
①月齢別の解説
月齢ごとに発達の目安が解説されています。例えば4ヶ月の赤ちゃんであれば、自分の名前がわかってくる時期だそうです。 自分の子供といちいち比べて焦る必要はないと思いますが、基準がわかるのはありがたいことだと思います。また、「この時期の○○などの言動や行動は気になるので相談したほうが良いかも」という具体的な例もあるので助かります。
②語りかけ方
言葉の選び方・言葉の組み合わせ方・言葉の抑揚の付け方など、かなり細かく語りかけについて説明してくれています。また、親としての心がけとして時期ごとに「してはいけないこと」も書かれているのでそこに注意できるだけでもコミュニケーションが変わってくるでしょう。
③月齢に合った遊び方の紹介
言葉遊びやごっこ遊びの例の他に、年齢に合ったおもちゃや本の紹介もあります。むこパパはこのコーナーの年齢ごとの絵本のおすすめリストを重宝してます。
④まとめ
①~③までをギュッとまとめた項目です。時間がないときはここだけ読んでも全体がなんとなくわかります。
章ごとの構成が固まっているので、困った時の知恵袋的使い方で、必要と思うところだけをぱっと読めるのも時間のないパパママには嬉しいポイントだと思います。
月齢ごとに分けられた適度なボリューム
本書のボリュームたるやなんと驚きの約400ページで結構な厚さがあります。ですが、この本は0歳から4歳までの5年間での子供との接し方について書いているため、実質1年あたり80ページ位のボリュームです。およそ3ヶ月で1つの章になっていて、3ヶ月に1回30~40ページ読めばその期間での子供との接し方は頭に入ります。子供の月齢に合った部分だけ読めばとりあえずOKなので、そんなに気負いせずに読むことができます。
ちなみにこの本にはしおり紐が赤・青の2本(きっとパパ用・ママ用)ついています。この辺もとても優しい配慮だなと思います。
むこパパ夫婦の変化:子供との接し方が変わった・夫婦で考える時間が増えた
我が子はまだ2歳になったばかりなので、正直に言うと本自体も半分くらいまでしか読み進めていません。ただ、読んでいく中で「子供ってこういうもんかー。どう頑張っても大人の思い通りにはいかないのね。」というのが何となく分かるので、子供の遊び心でやってしまった失敗なんかには怒りが湧きづらくなったように感じます。
ついつい言ってしまっていた「コラ!」とか「ダメ!」なんて言葉もなるべく飲み込むようにして、どう諭せばわかってくれるかを本を参考に考えるようになりました。生活全般を通して子供に対して優しくなった気がします。そして此の本に出会ったことでの何よりの収穫が、「妻と2人で子供とおしゃべり(正確にはほぼ一方的な語りかけだけど)する時間が楽しくなった」ということ。
今まではお互いがお互いのやりたいように接してきた子育てでしたが、この本を共有して読むことで、夫婦であーだこーだと子供との接し方を考え・話し合うようになりました。そんなきっかけをくれたこの本には感謝しかありません。
子供とのコミュニケーションに不安のあるパパママにはぜひ1度読んでほしいと思います。きっと子供への接し方が変わります。
ではでは。