たまには親として、びっくりするような話をして子供を驚かせてみたい。
パパ・ママも年相応に色々知ってるんだよ!と言う所を子供に見せたい。
親であれば必ずそんなことを思う瞬間があるのではないでしょうか?今日はそんな人のためのネタを集めてみました。むこパパは元々宇宙のロマンや化学の不思議ネタが大好きで、今までコツコツ集めていました。そんな秘蔵のネタを大放出します。
むこチビ(息子)はまだ2歳です。にもかかわらずむこパパは「大きくなったらこの話はしてあげよう。この話もしてあげよう」と日々ネタをコツコツ集めていて、驚くであろう将来の子供の姿を想像してはニヤついてます。
自分でも気に入ったものをお子さんに話してみてあげてください。きっとびっくりしてあなたの知識に羨望の眼差しを向けてくれるはず(?)です。
それではどうぞ!
- アインシュタインのしていた息を、私達は息をする度に吸っている
- 宇宙の星の数は地球の砂の数より多い
- 紙を43回折りたたむとその厚さは月を超える
- すりガラスにセロハンテープを貼ると透けて見える
- ガラスは水の中でチョキチョキ切れる
- カスタードクリームの壁で縦断を防ぐことができる
- 桜(ソメイヨシノ)は全てクローン
- ベニクラゲには寿命がない
- 人間の体重のうち約1kgは細菌の重さである
- 人間とバナナの遺伝子は6割は一致している
- その他
アインシュタインのしていた息を、私達は息をする度に吸っている
これを知ったとき、むこパパは衝撃を受けました。細かい計算は難しいのでここでは省きます(興味のある人は調べてみてください)が、計算するとたしかに高い確率で1回の呼吸の中にアインシュタインの呼気が入っています。その分子の量も、数個という数ではなく、70億個というとんでもない数になります。
実際に計算するには高校化学の知識が必要になるので小中学生には説明が難しいかもしれませんが、とにかく人間がする1回の息の中にはとんでもない数の空気の玉(分子)が含まれているということです。1回の息でなんと、
約2700000000000000000000000個(2.70秭(じょ)個)
という、読むことも難しい数の空気の玉を吸っています。これを話してあげるだけでも子供はビックリしちゃうと思います。ただ、数字が大きすぎてイメージするのは難しそうですね。
宇宙の星の数は地球の砂の数より多い
そんなバカな!?
と思っちゃいますよね。むこパパも初めは信じてませんでした。でも計算してみると確かに地球の砂の数なんかより遥かに多い数の星があることがわかります。しかも、惑星は含まず恒星(太陽のように輝いている星)だけで地球の砂の数を上回ります。
此の宇宙全体には約2000億の銀河があると言われていて、その1つ1つの銀河に約2000億の恒星があると言われているので、それらを掛け合わせると、宇宙全体にある恒星の数の概算が400垓(がい、10の20乗)個の星々があることがわかります。
地球の砂の数は地球の大きさや表面積・砂漠の面積などからおおよその量が計算できて、多く見積もっても砂粒の数は先ほど求めた星の数の100000分の1以下になってしまいます。
紙を43回折りたたむとその厚さは月を超える
これも子供からは「嘘だぁ~」と言われちゃいそうなネタですが、計算上は月を遥かに超えていきます。紙(仮に薄い半紙(0.07mm))を1回折ると厚さは2倍の0.14mm, 2回折ると4倍の0.28mmと、倍々で厚くなっていきます。10回折る頃には、初めの厚さの1024倍の厚さになっています。実際にお子さんと一緒にやってみると面白いかもしれません。おそらく10回折る前に、実際にはできないことに気づくと思います。A4の用紙だと実際には6回も折ると紙が小さくなってしまって折ることができなくなります。紙の大きさが全然足りないのです。
実際に43回折るとなると一辺が13kmもあるような実在しない用紙が必要になります。あくまでも理論上の話、ということですね。
すりガラスにセロハンテープを貼ると透けて見える
目隠しなどに使われるすりガラスは、ガラス表面に細かい傷を大量につけることで、光を乱反射させて透けないようにしています。傷が付いている面(ザラザラの面)にセロハンテープを貼ると、テープの接着剤がすりガラス表面の傷を埋め、普通のガラスと同じ状態に近づくため、透けて見えるようになります。
このネタは小学生の時、名探偵コ○ンのトリックで使われていて初めて知りました。漫画を読み終わった後すぐにすりガラスとセロハンテープを探して実験したのを覚えています。
ガラスは水の中でチョキチョキ切れる
これは実際に見たほうが早いと思うので、こちらをご覧ください。
空気中でガラスをハサミで切ろうとすると、ハサミがガラスに当たる時の振動で高周波が生まれてしまい、その高周波がガラスに伝わることでガラスが割れてしまうらしいです。
しかし水中であればその高周波を抑えることができ、チョキチョキとハサミで簡単に切ることができるようになるとのことでした。
カスタードクリームの壁で縦断を防ぐことができる
これも動画を見てもらうと一目瞭然です。1:20秒あたりからカスタードクリームに銃弾を打ち込みます
カスタードクリームの中には、非ニュートン液体という特殊な液体が含まれていて、この液体は瞬間的に強い衝撃を受けると固くなる性質があるそうです。防弾チョッキはこの仕組を利用して作られているそう。
桜(ソメイヨシノ)は全てクローン
日本全国に数百万本が植えられていて、毎年春にはたくさんの人の心を鷲掴みにするソメイヨシノですが、その木1本1本全て接ぎ木や挿し木で作られた同じ遺伝子のクローンです。ソメイヨシノは江戸時代末期に植木屋さんの交配によって人工的に作られた種で、寿命は約60年と言われています。
ベニクラゲには寿命がない
ベニクラゲは大きさ0.5~1.0cm程度の小さなクラゲですが、無限に往き続けることが可能と言われています。一度寿命を全うしたベニクラゲは2日ほど水の底に沈むと、若返った状態で復活し再び成長を始めるのだそう。このメカニズムは現代の科学でも未だ解明されておらず、人間の延命に応用できる可能性があるということで研究が進められているそうです。
このメカニズムが人間に応用できたら・・・夢が広がる面白い話ですね。
人間の体重のうち約1kgは細菌の重さである
人間の体内では約1kg、個数にすると約100~120兆個という膨大な数の細菌が、善玉菌と悪玉菌に別れ、日々陣取り合戦を繰り広げています。その殆どは腸に住んでいて、悪玉菌が多くなると健康を害するほか、近年の研究では性格や感情にも与えるという報告もあります。
ちなみに、生まれたばかりの赤ちゃんは無菌状態だそうで、食べ物などから徐々に細菌を取り込んで体内の環境を整えていくそうです。ヨーグルトや発酵食品をしっかりと食べるというのは子供にとってもとても大切なことなんですね。
人間とバナナの遺伝子は6割は一致している
人間の体は約30億個の塩基対(遺伝子情報)によって成り立っています。その中の99.9%はどの人間も同じで、髪の色や体格などの個性は0.1%の遺伝子情報の違いによって生まれます。
そんな中、食べる側と食べられる側であるはずの人間とバナナ、遺伝子情報が6割も一致しているそうです。特にタンパク質生成の部分が似ているそうです。人間は概ねバナナ・・・バナナマン・・・なんですね・・・。
ちなみに、ハエもニワトリも、だいたい6割の遺伝子は人間と一致しているそうです。遺伝子情報って・・・。
その他
その他にもたくさんのおもしろ科学ネタがありますが、残りは箇条書きにしてまとめようと思います。
箇条書きのものに説明を加えたり、新しいものを追加したりしながら随時更新を続けていく予定です。
- 僅かな確率でボールが壁をすり抜けて飛んで行ってしまう事がある
- 「動いている人」は止まっている人に比べて ほんの少しだが、未来にタイムスリップする
- ラジオのノイズやテレビの砂嵐には150億年前に起きたビッグバンの際に放出された電波が混ざっている
- 人間の体は、暗闇でわずかに発光している
宇宙のロマンや科学の不思議は知れば知るほど奥深く、また新たな疑問や発見が見つかるものです。面白い話を見つける度に子供に話してあげると、きっと子供も宇宙や科学に興味を持ってくれるはずです。

- 作者: 渡部潤一
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