むこパパnote.

子育て・役に立つこと・自称愛妻家の管理人「ムコパパ」の雑記ブログです。

『全力でやれ』って言葉の意味が、本当に自分はできてないんだってわかった

最近読んだ本の中で最も心に響いた一文を今日のブログのタイトルにしてみました。ブログの今週のお題「読書の秋」ということなので、むこパパnote.の今週更新の記事を強制的に全て書籍関係の記事にしちゃいます。

自叙伝の枠を超えた1冊『天才になりたい/山里亮太』

今日紹介するのは2004年M-1準優勝お笑いコンビ 南海キャンディーズの山里亮太さん(以下:山ちゃん)が書いた自叙伝です。2006年に発売された『天才になりたい』を大幅に改稿・加筆したもの。『天才になりたい』の評価が高く、絶版になってからプレミアが付いてしまったため、12年が経ってからの文庫化です。

「なんだ、よくあるただの芸人の自叙伝じゃあないか。」

頭にそんな言葉が浮かんだあなたに対して、声を大にして言いたい。

「この本は、芸人の頂点を目指し続ける男の自己実現の記録である。」と。

この本はAmazonでこれから読む本を物色していて見つけた1冊ですが、見つけた瞬間私の頭に浮かんだのは『!?』でした。「芸人のよくある自叙伝」のはずなのに、異常に評価が高い。口コミは絶賛の嵐で、気づけばポチってました。

「自分は天才じゃない」。そう悟った日から、地獄のような努力がはじまった。 嫉妬の化け物・南海キャンディーズ山里亮太は、日々のくやしさを燃料に今日も爆走する。 コンビ不仲の時代を乗り越え、見えた景色とは。格好悪いことも全て書いた芸人の魂の記録。

2006年に発売された『天才になりたい』を本人が全ページにわたり徹底的に大改稿、新しいエピソードを加筆して、まさかの文庫化! 格好悪いこと、情けないことも全て書いた、芸人の魂の記録。 《解説・オードリー若林正恭》

引用元:天才はあきらめた/山里亮太 裏表紙

目標に向かい続ける1人の男の自己実現モデルケース

この本は山ちゃんの幼少期・学生時代・M-1準優勝前後それぞれの時期にあった特徴的な出来事と共に、当時の山ちゃんがいかにしてその出来事を目的達成のためのプロセスの1つとしていったかを自分語りする形で記している。

芸人になる前は如何にして芸人になるか、芸人になったあとは如何にして頂点を目指すか、M-1準優勝のあとのバブルでどん底に突き落とされた山ちゃんがどんなプロセスを経てどん底から這い上がるのか。その出来事1つ1つに泥臭さや人間としての汚さが垣間見え、そんじょそこらの自己啓発本にはないリアリティを形成している。そこが読み手をひきつけて離さない。

読んでいると、山ちゃんの周りに起こる全ての出来事は芸人として成功するために導かれているのでは?と思えてくる。山ちゃんは「芸人で成功する」というとんでもなく大きなビジョンのパズルに対して、一見笑いとは関係のない事象をことごとく成功のピースの1つとしてはめていく。

山ちゃんはこの本の中で天才を「自発的になんとなく行った行為が評価に繋がっていくような人」と定義しているのですが、それができない山ちゃんは計算で天才に近づいていく圧倒的な努力の天才。テレビに映る山ちゃんからは想像もできないような努力量と自己分析・出来事に対する意味付けをしていたみたいです。

「頑張る!」が続かないすべての人に薦めたい1冊

「頑張るって、こういうことなんだよな。頑張らなきゃ、駄目だ。」

読み終わってまず心に浮かんだのがこの言葉でした。この本では山ちゃんに起こる様々な出来事から、「頑張る」ということがどういうことなのかを教えてくれます。

努力は外部からの指摘ではしようとならない。内から呼び起こさなくてはならない。

引用元:天才はあきらめた/山里亮太

この言葉がまさに金言で、ただ「頑張れ!」と言われても、「頑張る」意味が自分の中になければ頑張れないし、長続きもしない。「頑張る」を続けていると必ず現れる周りの誘惑や自分のサボりたい心、目標達成を阻害する様々な出来事に対してどう成功への意味付けをしていくかもエピソードを元に語られています。

この本を読み終わって、心のどこかに引っかかるモヤモヤがすっかり晴れました。そのモヤモヤの正体はおそらく自分の中の懈怠心。頑張らなくちゃいけないとわかっていても、無意識のうちについつい「頑張らなくてもいい、自分のペースでいい」と悪い方向に意味づけてしまっていた自分に気づかせてくれました。本当に自分の目標を達成したいなら、頑張らなくちゃいけないんですね。何があろうとも。山ちゃん、本当にありがとう。

普段本を読んでいても、自分の中にしっくりと来る言葉や内容が無いと読んだ意味は薄いと思ってしまうのですが、この本はしっくりくる言葉のオンパレードで、久しぶりに夜更かししてまで読みました。次の日も続きが読みたくて一日中ワクワクしたりして読んだ1冊だったので、今回紹介させてもらいました。