都内の企業でバリバリ働いていた私、結婚して地方に移り、義両親と同居しながら家庭内工業に携わる一員となりあっという間に5年が過ぎていた
都内から地方、エンジニアから文系職種という、種も畑もぜんぜん違う生活にもようやく慣れてきたものの、家庭内工業には会社組織の歯車の1つとして生きる社畜とはまた違う苦労があり、面白くもありまたしんどく感じる日もあるがなんとかやっていけている
せっかくの節目なので、ちょっと思うことやびっくりしたところなんかをまとめてみようと思う。見返してみたら半分くらい愚痴になっている気がするが公開することにする。不快に思いそうな人はそっと戻るボタンを押してほしい
時間の感覚があまりない
家族は基本的に時計をつけていない。生活が始まってまず驚いたのがこれだった
取引先との約束の時間も、「約束より早ければ良い」という感覚で、せっかちな義父は約束の時間より2時間も早く行くこともある様子。これにはさすがに取引先の人から苦言を受けていた
食事の時間もその日によってバラバラで、朝食11時、昼食2時、夕食8時なんて日がざらにある。
私はエンジニア時代の癖で常時時計を装備していて、時間を気にする癖がついてしまっているのだが、家族からは
「むこパパくん、今何時?」
と聞かれることがよくある。1つ断っておくと、私は時計ではない
部屋には一応時計があるが、誰ひとり見ることもなく私に時間を聞く。妻には時計をつけるように促しているが一向に聞き入れてくれない。
時計でも無いのに1日に何度も時間を聞かれてうんざりしたのでAmazon echoを設置したがいまのところ効果は薄いようだ
ホウレンソウの感覚もあまりない
あまりに報告・連絡・相談の感覚が希薄なので、妻に
「社会人のホウレンソウ、知ってる?」
と聞いてみたら、
「ホウレンソウ・・・報告・連絡・早退???」
と返ってきた。それは多分小中学生が相対するときの手続きだね
客先から私への電話も、義父が受けるとまず連絡が降りてこない。行かなくても良くなった客先に行ってしまうことが年に数回は必ずある。これには本当に参った
私から義父への連絡はメモ+口頭で行うが、メモを無くし、内容を忘れるということが稀にある。
対策として、義父にはLINEを使ってもらうことにした。しかし、義父は頑なにスマホを持ち歩かない
未だに、気の向いたときにスマホに電源を入れて、その都度通知の量に驚いている
親子(妻 vs 義両親)の喧嘩に挟まれる
会社組織では上司と部下に挟まれる中間管理職という立場があるが、家庭内工業では親子の喧嘩に巻き込まれることがある
親子揃って身内には気が強い内弁慶タイプなので、家庭内の争いは熾烈を極める。
「むこパパくんはどう思うの!?」
と聞かれるが、どちらかに組みすると残されたほうが不機嫌になってしまうのでどちらの味方もできない
お婿さんという立場上、煮え切らない曖昧な答えを探し出してその場を凌ぐしか無いのだ
それがとてもつらいので、バトルが始まりそうな雰囲気になったらかわいい我が子の手を引き、そっと部屋から出るようにしている
プライバシーというものがあまりない
家庭内工業は24時間、会社の中にいるような感覚を想像してもらえるとわかりやすいかもしれない。お風呂も寝るのも、みんな社内で行うような感覚だ
ずっと平日出勤で、遅くとも23時には退社していた人間が、突然家庭内工業に転職すると、24時間勤務しているような感覚にさいなまれる。トイレにいても業務連絡が来たりするので、心の休まる瞬間はほとんどない。初めのうちはこれが本当にストレスだった。
これがお婿さんではなく、実家だったら感覚は全然違っていただろうが、お婿さんという立場がこの感覚を増長させているのだろう
手紙や荷物は誰から誰宛に来たかチェックされているし、開封されることもしばしばある
なのであまり見られたくない手紙は実家の方に送ってもらうようにしている。ばれないようにこっそり実家に回収に行くことになるのがとても面倒だ
衣服や靴もいつの間にか使われる & 所有権を主張される
私の買った服がいつの間にか義父母に着られている事がある
あれこないだ買ったあの服、最近見ないな・・・
と思って探すが見つからない。
しかたなく諦めて他の服を着ていると、大抵後日義父母のどちらかが着ているのを目撃する
他人の服を着ていることを直接指摘すると角が立つので、妻にお願いしてそれとなーく聞いてみると
「この服は私が○○(場所)で買った。」
の一点張りで通される。証拠を提示しても不機嫌になるだけで、「ただただ平和に暮らしたい」という私の望みが叶わなくなるので泣く泣く引き下がる
しかもこの被害は服だけにとどまらず、靴や下着にまで波及する。靴まではまだ許容できるが、下着は本当に勘弁して欲しい
最後に
今回は「チームワークを語れ」というはてなブログ特別お題キャンペーンだったが、全然チームワークを語ることができなかった。それどころかただの愚痴で終わってしまった感が否めない
しかも私の他の日記と比べると文体も雰囲気も全然違う。それでも構わない、こんな日記どうせ誰も読んでいないのだから。
おわり
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